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2017/08/27

FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS (SEL24240) レンズレビュー ① 基本データ

















 最初RX100M3を使っていて、レンズ交換式のカメラに
ステップアップしたのが2016年3月。
カメラはその年の2月に発表されたばかりのα6300にしたんだけど。
ソニーストア

当時、レンズをどうするか色々悩んだんだけど。
なやんだあげくに、最初に購入したレンズが
今回のレビュー対象の「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」。

基本データは以下の通り。
 - 35mm判換算焦点距離:36-360mm
 - レンズ構成:12群17枚
 - 最短撮影距離:0.5m(ワイド端)/0.8m(テレ端)
 - 最大撮影倍率:0.27倍
 - フィルター径:φ72mm
 - 大きさ:最大径φ80.5mm、全長118.5mm
 - 質量:約780g

一番最初に買ったレンズなので、購入を決めるまで
かなり悩んだんですね。じつは。

まず最初に、パワーズームレンズキットでついてくる
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」は無いなと。
思ってたんだけど。

キッドレンズは映りが悪いっていう洗脳があったからね。
でも、フォトヨドバシのキットレンズのレビュー
見るとそれほど悪いとは書いてなく。。

う~ん。。スパッと候補から消せず。

CP+2016で、α6300が展示されていた際に
メーカ推奨レンズが「Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS
だったんですよね。

これもフォトヨドバシのレビューをチェックしたら
そこそこ映りは良さげだったわけですよ。
α6300のAPS-Cに装着するので、35mm判換算で
広角24mm〜望遠105mm相当になるから。
RX100M3で不満を感じていた望遠側が少し
長めだったので、これかな~っと悩んでて。

でも、最初なんもわからんかったからね~
EよりFE型番のレンズの方が映りが良いって
SONYのHPにも書いてましたからね・・・
FEが良いのかな~っと。鵜呑みにするわけです。

あと、一番ナーバスになっていたのが。
いかにしてレンズ沼にハマらないようにするか。

で当時初心者なりに考えたのが、1本で焦点距離の
範囲が広いレンズを買っておけば、しばらくは不満も
出ないんじゃないかと。

んで、たどりついたのが。
今回のレンズ「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」なんですね。

フォトヨドバシのレビューを見ても。映りはけっこう良さげで
ズームレンズの割に良いという評価。
マップカメラのレビュー内容もけっこう良さげで。
これ1本かっておけば、望遠は35mm換算で360mmまで
いけるし、これは結構良いんじゃないかということで。
とりあえず、一発目のレンズはこいつにしようと決めたんですね。

当時はMTF曲線の見方なんかわからなかったし。
とにかくWebでレビュー記事を見まくって、何とか最初の
1本を決めたわけ。





 SONY製品ページにのっているMTF曲線。
24mmは、F8に絞った感じだと、周辺まで良さげな感じな
曲線になってますよね。

開放はさすがに周辺は落ちますけどね。
DxOMarkのスコアも当時見た時は20だったから、
そんなに良い数値ではなかったけど。※α7Rとの組み合わせ
高倍率ズームで高い数値が出る例があまりないってことで
スコア自体はあまり参考にせず。

24mm~50mmでほぼ均一、100mmで全体的に解像力が低くなり、
隅の解像力も落ち始める。240mmで絞り値にかかわらず隅の甘さが
けっこう出てくるとか。 MTF曲線も、このコメントを表していますね。

歪曲のスコアは0.9%で小さい数値で、35mm以降でかなり改善される。
24mm広角側と望遠側があまりよくないといったコメント。

といった評価コメントが出ていましたね。
とわいえ、レンズ交換なしに広角から超望遠まで
撮れちゃいますからね。 このレンズだけつけていれば
だいたいは対応できるね。って思ってたんだけど・・・
広角側がね~ 24mmなので35mm換算で36mm。
なので、RX100M3からステップアップすると広角側が
狭く感じることに。実際、動画撮影時の16:9でちょっとね。
僕的には狭かったんだね~

16:9











3:2















 隅田川の対岸からとったスカイツリーなんだけど。
これが動画撮影時の16:9になった際に
塔の上の方が切れちゃうんですよね。
35mm換算で36mmだと、ちょっと狭かったんだね。
これが唯一の失敗。。。

これあくまでAPS-C機に装着した場合ね。
フルサイズに装着する分には24mmなので
何の問題もないんだけどね。

僕の場合は、将来フルサイズにステップアップしても
使えるようにって考えての購入だったんので・・・
※レンズ沼対策が・・・失敗の元でしたね・・・

で画角以外の不満はというと。それほどない。














まあ、写真見ていただけばわかってもらえるとおもうけど。
なんていうか、レンズが重い。
でもレンズが重いのは、もう買う前から
或る程度覚悟していたので、それは
さほど問題でもなかった。

まあSONYのミラーレスに装着しちゃえば
本体混みで1000gちょいオーバーくらい。
ニコンとかキャノンの一眼に比べたら
大した重さじゃないですよ。

最短撮影距離が50cmなのでコンデジで
慣れた人からするとそれほど寄れません。
食事をしにいって、料理を撮るなんていうのは厳しいかもね。
でもそれも事前に覚悟の上。
僕の場合、そんな時はRX100M3を使えば
良いや~って割り切ってたし。

ちなみにキットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」は
最短距離が25cm。 「E 16-70mm F4 ZA OSS」だと
最短距離が35cmなので、まあこれならテーブルの
料理とかも撮影できるかな。

超望遠まで必要ないけど、少し望遠側も欲しいという人は
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS」が無難かもね。
F4通しで使いがっても良いですしね。

でも僕の場合は、RX100M3で撮れてた画角が取れなくなった
のは誤算で、というか、失敗だったんだね・・・
ちょっと広角側の思慮が足りなかった・・・

ちなみにズームした時にはこんな感じ













こんな感じに伸びる。
なので、けっこう重心は前のレンズ側にきちゃいます。

んで、このレンズ。
レンズ外装に防塵・防滴に配慮した設計がされているので
旅行や運動会とか多彩なシチュエーションに対応できる。
荷物を増やしたくない旅行やレンズを交換している余裕のない
イベント・運動会などでもこれ1本で大丈夫。
レンズ側に光学式手ブレ補正機能の搭載されているので
α6300みたいに本体に手ぶれ補正がない場合に助かります。

オートフォーカスも静かだったし、遅いって感じることも
そんなになかったし。 ズームリングとフォーカスリングは
若干重いかな~って感じたけど、まあスムーズですし、
あまり不満は無かったですかね。

F3.5-6.3なので、あまり明るいレンズではないので
夜景撮影とか暗い場所では、まあ期待しないで。
万能ではないです。 昼間はまったく問題ないから。

とわいえ、フォトヨドバシのレビュー通りに、
手元の操作で寄ったり引いたり自在ですし。
写りもF8まで絞れば、かなり抜け感のある絵で
きりっとするし。

50mmくらい(35mm換算で75mm)のズームで
F8.0で絞るとかなりカチッとする絵になるし。
100mm(35mm換算で150mm)の中望遠でも
絞ればキレのある絵になります。
望遠を生かして、前ボケの撮影とかも
出来ちゃうし、望遠の圧縮効果なんても
できちゃうし。 守備範囲が広くって
最初に買うレンズとしてはこのレンズは
けっこう良いんじゃないかな~
って個人的には思います。

[FE 24-240mm F3.5-6.3 OSSのレビュー記事]
次回2回目 レンズレビュー 広角~標準域編
最終回  レンズレビュー 標準~望遠域編 + 作例紹介編


この間書いたレンズレビューの
「E PZ 18-105mm F4 G OSS」よりは、
こっちのが(SEL24240の方が)断然映りは上です。
SELP18105G レンズレビュー①
SELP18105G レンズレビュー②
SELP18105G レンズレビュー③

次回は、焦点距離と絞り比較を
実写サンプルを使って書こうかと
思ってます。

ではではまた。