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2018/12/01

ニコンZマウントの大口径優位のプロモーションに対して、SONY Eマウントの口径は問題無い??SONYの見解は??
















海外のサイトのAmateur Photographerの記事から
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズの
デジタルイメージング本部 第1ビジネスユニット
シニアゼネラルマネジャーの田中 健二さんの
インタビュー記事が掲載されているようですね。

インタビューアはAP編集者Nigel Athertonさんって
かたみたいですが。インタビュー前半は、最近の
ミラーレス市場について、競合他社が一斉に
参入してきた印象をどう思うか??といった
内容のインタビューでした。

ソニーストア

とりわけ前半で印象的だったのは、ニコンが最近
マウント径を大きくすることで、より明るいレンズを
開発することができると言っていることに対して
感想を求められたことにたいして。

SONY田中さん>>>レンズの直径はあまり関係ありません。
実際のところ、小さなマウントのレンズを開発することは
非常に難しいことではありますが。
しかし新しい400mm f2.8のレンズは競合他社よりも
優れています。つまり、私たちの最先端レンズにとって
マウント径はさほど重要な問題ではありません。

AP:F値 1.0のレンズは開発かのうですか?
田中さん>>可能ですが、需要はないと思いますよ。
おそらくf1.2の需要はあると思いますが。。。
F1.0はどうなんですかね・・・??
技術的に作ることは可能ですが、採算があわないと
思います。

といったやりとりから、ニコンが発表した58mm f0.95
とか、最近のインタビューでニコンが発言している
Zマウントでは最大の口径でf/0.65のレンズまで開発が
可能といった、Zマウントの優位性をしきりにアピール
している中、F1.0以上の明るいレンズの開発に対して
市場ニーズにあっていないというのがいまのところ
SONYのスタンスのようで、F1.2は市場ニーズが
ありそうだといった返答をしています。

いまのところ、F0.95以上のレンズは技術優位性を
アピールする手段と捉えているように感じます。
Eマウントのサードパーティレンズで現在のところ
F値1.0よりも明るいレンズは以下のレンズが出て
います。
HandeVision IBELUX 40mm F0.85








SPEEDMASTER 50mm F0.95










SPEEDMASTER 35mm F0.95 II












ニコンの58mm f0.95もそうですが、
マニュアルフォーカスのみで、かつ重量が重く
レンズサイズもかなり大きくなるので
市場的には非常にニッチで、SONY的には
ニコンほど積極的には考えていないという
ところだと思います。

ニコン的には、新規参入で技術的な優位性を
アピールして、なんとかシェア拡大をという
考えからの最近の記事での発言だと思いますね。

まあ実際に径が大きいほど、光学設計的な観点では
口径は大きいにこしたことはないんだろうけど。
ケラレに対しては余裕があって、設計の余裕度という
意味では優位なのは優位なのでしょうけど。
まあ工学系もレンズの凹凸の組み合わせで、
射出ひとみ径と入射ひとみ径の比が大きく変化する
わけだから、どうなんでしょうね??

少なくともいまのレンズ成型技術や使えるレンズ素材
等々考慮するとあまりに大きく高額なレンズに
なってしまうので使ってみたいって興味はわくけど
実際に自分で買って普段から使うかっていわれると
ちょっと手を出しずらい領域の製品になるのは
いなめない感じでしょうね。

F値0.65とか仮に出したとして、ピント合わせの
精度が非常にシビアになるわけで、レンズだけでなく
AF対応させるなら、かなりの高精度AFが求められる
のだから、カメラ側の技術革新がそこまで
追いつくのに何年かかるのかな???
そのころにはレンズ生産技術が上がって
径の不利をカバーできているかもしれないし。
それこそ、解像はレンズかカメラか?議論の
追っかけっこになりそうですがね・・・
マニュアルフォーカスで対応っていっても
ガチピンの写真撮るにも相当の苦労がある
だろうから、撮影の歩留まりが非常に
悪くなるような気がしますが・・・
それこそEVFも1000万画素級の高精細じゃないと
マニュアルでのピント合わせも超絶難しいとか?
なんか想像つかん数値ですね?

ソニーストア

今回の記事では後半のインタビューで、今後の
SONYの開発についての方向性について回答
してくれている部分が非常に興味がある内容
でしたね。以下後半部のインタビュー記事。

AP:新しい競合他社は来年のあなたの計画に
何らかの影響を与えますか?
田中さん>>当然新しいモデルを計画していますが、
正直言って私は競合他社を意識していません。
私たちは顧客の声が重要だと考えています。
多くのお客様からフィードバックを頂いている、
それに基づいて新製品を開発するつもりです。

AP:SONYの製品レンジに隙間はあると思いますか?
どこに焦点をあてるべきだとお考えでしょうか?
ズームレンズ、望遠レンズ、より明るい単焦点レンズ
ですか?あなたの最優先はなんですか?

田中さん>>私たちは、レンズの製品ラインナップの
拡充を図っています。フォトキナでは、今後12本の
レンズ開発予定と発言しました。これにより、顧客は
より多くの選択肢と柔軟性を得ることができます。
私たちは最近、スポーツカメラマン向けに400mm f / 2.8の
レンズを発売しました。そして、このセグメントに向けて
別のレンズを開発する予定です。当社のカメラは幅広い顧客に
アピールする必要があるため、F4ズーム、F2.8ズーム、
明るい単焦点など、幅広いニーズに合わせてレンズを
提供する必要があります。

AP:SONYは非常にコンパクトなカメラの製作に注力しています。
競合他社のカメラの大部分は大きく、ソニーのカメラが
小さすぎるという批判のためだと思います。
特に大きなレンズを使用する場合。とりわけハンドグリップと
レンズとの距離は非常に狭いので、大きなレンズを装着していると
指のためのスペースがありません。そのあたりのどのように
理解されていますか?

田中さん>>これらは2つのタイプのユーザがいる理解です。
一つは移動性にフォーカスを置いている方々。
彼らはより小型で軽量なカメラを望んでおり、
それが私たちが作り出しているものです。
人間工学と小型化の間には均等が取れたバランスがあり
もしそれが正しくない場合、最適化を図る必要があります。
しかしより大きなカメラを好むユーザがいますが、それは
ソニーの哲学では無いので、彼らにとってはより適した
他の製品があるのかもしれません。
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インタビュー記事はここまでなんですが。
最後のSONYの哲学の部分は、僕的には非常にフィット
する内容で、好感が持てるインタビュー記事でした。
そう最近のSONY幹部のインタビューの回答内容で
一番好感が持てた内容でしたです。

小型軽量は、携帯して活動するのが目的の製品に対して
昔からSONYが非常にこだわってきたエレメントの一つ
でしたからね(panasonicも前はそっちだったよね・・)
SONYの歴史だと、トランジスタラジオの時代から始まって
ウォークマンなんかはその象徴でしたよね。
ソニーストア
企業の成り立ちからして、小型化は技術革新のための
成長の源泉としてしてきた企業ですからね。

半導体の集積度の話でムーアの法則というのが
理系の学生なら講義で聞いたことがある定番の法則
ですが。半導体の回路をk分の1に細かくすると、
細かくした分だけ動作速度がk倍あがり、回路の集積度は
kの二乗になり、一方で消費電力がk分の1に下がる。
という法則があったんですね。
インターネット閲覧や動画再生、ゲームなんかは
パソコンでしかできなかった時代から、いまやスマートフォンに
それが置き換わっているのは、小型化と同時に計算速度が
上昇したのはムーアの法則にそって、この何十年着実の
計算速度があがり、回路が小型されることで、
スマートフォンのような小型端末でも、パソコン並みの
性能が実現することができたんですよね。

SONYの歴史もそういった、小型化や集積密度を上げる
消費電力を少なくするといった技術革新が成長の源泉であり
それを搭載する製品は、その恩恵をアピールするため
より小型軽量になり、ユーザは持っていることすら意識
しないサイズで、さっこん音楽を聞きながらランニングを
できるような環境が当たり前になってきたわけで。
↓こんなのひと昔前じゃ夢の夢だったっすよ
ソニーストア
それがSONYの哲学ですという趣旨の発言の根本にあるん
だと考えています。昔は、Panasonicもそこに追従して
SONYと競争していたんですけどね~

panasonicが哲学が無いって言っているわけではなく。
やはり創業者の理念の違いっていうのも企業風土に影響
するでしょうから。panasonicなら松下幸之助なんかだと
水道水のように良いものを大量にやすく供給することが
いつの時代でも大事なこと。といった考えをもっていた
ので、小型化が大型を望むカメラマンにとってフィット
しないのであれば、そこはユーザに合わせた良い製品を
作ろうってなるわけで。 まあだからパソコンも
工事現場のごっつい安全手袋をした手でも操作できる
ようなキーボードのでかいパソコン作ったり
120cm落下試験で、さらに落下確度も26方向に対して
実施して超絶頑丈なパソコンを提供したりと。

良い物は何か? それはユーザ層によってことなるの
だから、ユーザ層向けにニッチでも良い製品を作ろう
っていうのがパナの中にあるのかもしれませんよね。

SONYにとっては、技術が成長の源泉と考える企業
だから、やはり小型化というキーワードは重要な
要素なんで、それが哲学という発言につながって
いるでしょう。

まあ、世のおっちゃんカメラマンにとっては
そんなの関係ね~ 親指あまるんだよ~って
文句いう人でも、α Eマウントを使い続けている
人がいると思うんですけど。
やはり、技術からくる、そこから出てくる写真
データを見たときに、ぐっとくる何かがあるから
使い続けて、なんだかんだで手放せないといった
人もいると思うんですよね。

一方で、僕みたいに撮影するときの一日の移動距離
が多い、普段常に携帯して撮影タイミングがあれば
いつでも撮影したいといった携帯性を重視するユーザ
にとっては小型化は非常に重要ですからね。

さらに、ピントや条件がびったりあった時の
ゴリッゴリの超解像画質がガンって画面に
出てきた日にゃ。。おおおお~って衝撃を
くれるのがαのやばいところ。

とわいえまだまだ、こうして欲しいな~って
いうのも色々ありますけどね。

顧客のフィードバックを重要視しているという発言は
僕としては じゃじゃじゃ~ じゃ~さ~
PlayMemories Camera Apps
これ↑、今後再登載に向けてちゃんと検討してくれてるんだよね?
タイムラプスが気軽にできね~
電子フィルター機能が便利だったの使えね~
RAW撮影時にマルチショットノイズリダクション
使えるようになる~??


PlayMemories Camera Appsもしくはそれに充当する
ような新機能搭載してくれないと、まだ全然ダメだよ。
PlayMemories Camera Appsの各機能の良いところはさ~
通常、JPEG撮影でした対応しなそうな機能なのに
RAWで出来ちゃうっていうのが最高によかったのに・・・
SONYっぽさでもあったのにね~

まあ、ユーザの声を拾ってもらえることを願って
延々に
PlayMemories Camera Apps復活させろ~
PlayMemories Camera Apps復活させろ~
PlayMemories Camera Apps復活させろ~
PlayMemories Camera Apps復活させろ~
PlayMemories Camera Apps復活させろ~
って言い続けますけどね~

さて、12月になりましたけど。。。
ハイエンドAPS-Cは今年発表されるのか?
α7SⅢはどういった製品で出てくるのか?
もんもんしますな~

センサーネタだけ出てきてもね~
昨日かな?? sonyalparumorsで新しいSONYの
センサーの噂記事ができましたけど。

α6500に搭載されているセンサーと同じ
4μmのアーキテクチャをもつ54MPの
フルサイズのセンサーが近く発表される
と言われているとのこと。

60MPの新センサーを近くサードパーティ向けに
発売して、さらにこの新センサーの54MPを
発売されるってなると。

α7RⅣとかには54MPのセンサーとかを搭載して
α9Rとかにはサードパーティ向けに発売する
センサー以外の60MPよりも高画素なセンサー
を搭載して発表したりするってことなんですかね?

年末から来年2019年に向けて、SONYから
どういった製品がラインナップされるか
ちょうぜつ気になることろですね。
でも、直近はやっぱりハイエンドAPS-C機かな~
早くリリースされないかな~

ではではまた